2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧
目が覚めて気づいたこの今の話は夢だったのね。あなたが遠かった。 フルカラーの夢を見ることはこの病気によくないらしい。でも嬉しかった。 目が覚めて 引き離されたのは夢だったと、気づいて泣き出してしまった。 本当は夢じゃなく側に居たい。この世では…
友達が もうこの世のひとでないって。 なんでなんにも言わないで逝ったの。 楽しかったことしか思い出せない、24才で止まったままの記憶。 20年経ったんだよね。でも思い出はあの4年間に全部有る。 独りで死んだなんて馬鹿やろう!わたしだってここにいたの…
少しなら大丈夫っていうから30分で切ろうと思ったのに、話題が多すぎて。 前後左右しながらどんどん脱線して、あなたの声がシャワーみたい。 温かいシャワーを浴びてるみたいで、なかなか電話を切れないの。 じゃあ、そろそろ。そう言ってからまた温かい言葉…
ミルクティーの練習はしたけれどストレートティーはまだだった。 茶葉が呼ぶみたいにお茶が飲みたい。あなたが呼んだのかな。 汗ばむ季節にはストレートティーでしょう?練習しよう。 公園でアイスティーもいいかもね。揃える道具がすぐにうかんだ。 氷は溶…
あなたに手紙を書きました。いつものことだけど今日は未来の日付で。 あと三日で桜は一気に咲く だから桜色のはがきを出しました。 投函するのは明日、逢うのは明後日、はがきが着くのは明々後日。 昨日はありがとう。逢う二日前にそんな手紙を書きました。
昼の電話で元気が無いから心配してたんだ。それだけでもう元気です。 2分間の電話で話したいことだけ話して切って。でも解ったんだ。 心配されるのがこんなにうれしい だからあなたのことも心配なんです。 少しだけぼんやりしてた 元気が無いってあなたの心…
人間はもちろん中身 でも、ひとつ 自信が持てれば世界が変わる ダイエットに成功したのは、あなたに次に逢うまでに、と。 体の歳 心の歳 違うけど 一番若い 自分でいよう きれいだね? 自分で鏡に 聞いてみる 魔女の気持ちがわかる気がする 手入れすれば変わ…
東京に 桜咲くころ 逢えるから 指折り数え 開花待ってる サクラサク 映画の約束は桜の終わり頃。仕事優先でかまわない。 実はもう チケットを買ってしまったと 電話でどうしても言えなかった もうひとつ 楽しみがある 今から咲く雪柳 ほんとは一番好きな花 …
明るい色の服を買ったのはあなたが褒めるからです 逢ったとき あなたが驚く 顔が見たい だからいつもと 違う色の服 やせたから 押し入れから出してみた 捨てきれずにおいた服たち 買った時と同じサイズになったから 新調した服と組み合せて これまでは 考え…
夜の静寂 恋持つ狂気 酒の精 先人の創るを思い至らん 熱くなれば筆は走り 冷ますのは酒 次の熱さへ続く 臓物を 引きずり出すがごとあれば 独りにならねばならぬ理由あり 文字として 残す意味さえ 解らない でも書き留めておかずに居られない 夜の中 漂う魂 …
次の日に書いた手紙は読んだよね あの暗号は解けたのかしら 木曜には電話がくると思ったでしょう?我慢してるんだから。 忙しいのも 疲れてるのも知ってる でも暗号解いて。それから話したい。 暗号の答えはひとつ もう解いたかな「その手を離さないで」 世…
どの楽曲を 聴いてもあなたの 笑顔が見える 今、生で憧れの人の声を聴いているのに 昨日の笑顔 愛に満ちた歌 聴くほどに 鮮やかに柔らかく もし側に あなたが居たら 訳もなく 寄りかかってしまいそうな夜 彼が桜色のストールで現れた瞬間、手に入れようと決…
一年に 一度会えれば 見つけもの 11才から 焦がれたあなた声量も 音質も落ちてない いやむしろ 重みが加わり 心掴まれるステージに立つと必ず見える輝きは天性でしょうどの歌も どのステージも 手を抜かないから あなたのファンは泣くのです桜色 ストール迷…
先に延ばすのはよくないから明日。 そんな言葉は心臓に悪いよ お天気も ロケーションも 選んでくれた。楽しみにしてると自惚れてイイ ? 待ち合わせ 図書館でとは きみらしく 遅刻もまるで気にならないよ いつだって 新しいこと ありがとう。そんなにも汗か…
あまりにも変わりすぎた出入り口 面影一つ路上に見えず 懐かしの学び舎の あまりの変わり様に 言葉足りずただうどんすすり 懐かしい 角を曲がれば 4年間 通いなれし道は伸びゆき 渋谷との言葉通りに伸びる坂 ただ風景の仮面変わり過ぎて 厳めしき顔なじみの…
本物を 聴けばたちまち 全身を 駆け巡る音の衝撃 鼓動まで 同調するかのシンフォニー 縁ありて今日降り注がれん 小細工を しない拍動の 真っ直ぐさ 譜面にはない ひかりに満ちて 聴きたかったそのプログラム あなたの知らないこと少し得意な気分
バカだなと笑って欲しい、ひと昔前の極甘ラブストーリーを借りました 今日はどこに居る東京も東北も おなじように駆け回るひとだから あなた待ち 一日が長く身が持たず 極甘ラブストーリー観ています あと三日 あと二日と数えれば 雨続いても足取り軽く もし…
2年ぶり あいも変わらず 優しいね。 傷ついて心で血を流してても 気遣いで 疲れすぎてる 姿には かける言葉が見つからないよ テーブルの下 そっとつかまれた手は 痛さ伝わり ふりほどけない 昔から 大丈夫のふり 上手だね。 辛いならなぜ早く言わないの 「抱…
贈った曲がmilk tea 大好きよ、の歌詞 覚えてて忘れてる顔 ミルクティーがいいと言ったから 同じにして隣に座る。暖かいね 公園で お茶しましょう。 寒い中 そんな話を本気にしてくれる ミルクティーの淹れ方を 幾通り探したかしら 検討中。 ミルクティー 淹…
電話切り 言い残したこと多すぎて すぐに手紙に 打ち明けている 今日が最後の日になる前に 伝えたかった意味 解ってくれる 手紙には「ありがとう」 それでいい。 何度でも愛伝えられる幸せ 「困らせてる?」「困ってないよ」まるごとを受け止めてくれてあり…
心配が 外に漏れぬよう 口角を きちんと上げて譜面にむかう いつになく 目合わせ笑う 心配はしなくていいよ 声が聞こえる いつもより ずっとたくさん目が合うよ そのたび必ず笑いかけてる 合奏中 その合間にも こんなにたくさん 笑いかけられたのは初めて ま…
何望む わけでないから ただ側に 居て笑いたい 憂き世の中で 恥ずかしい ほどの逢いたさ ブレーキ壊れた自転車で坂道下るよう 深夜の5分間の番組が同じに好き 冗談みたいで嬉しくなるよ 練習は しなくていいよと言うけれど 譜面を見れば 音出したくて 恋無…
写経では つぶせない重さ 耐えかねて あなたに荷物 預けてしまう 書き上げて 歪んでるのは 多分まだ わたしの中が 未整理だから 写経もつ ちから過信して ひとりきり 宇宙の中に 迷子になった 文字の持つ 重さはあるが わたくしが 弱くその重さ 外に表せぬ …
もうなんだか いろいろ気遣うのがいやで 電話ボックスを探しておいた 3.10 共感する人が居る 人け無い 深夜の大通り 電話の向こう 立っている この場所でまさに 黒こげに なった人の 生活を思い 隅田川 この大川に 飛び込んで それで命を 失うなんて 慰霊堂 …
手紙出し まだ読まぬはず それなのに もう声が聞きたくて 時計見る 少しなら 心鎮める 糧にせむ 王羲之の臨書 筆勢乱れ 24時 もう一枚の 臨書せん 深き長き深呼吸のごと 墨終わる までと自分に 言い聞かせ もうひと呼吸 置いてみる夜 すこしだけ 時間をあ…
どんなかお して会えばいいか 測りかね 人居ぬ部屋で ただ困ってる 電話すら 封じて過ごした この日々に ただ笑顔恋し 時の長さ恨みつ 変わらない 笑みに溶けてく 不安など なぜあったのか 長いため息 今日はなぜ こちらを向いて 目が合うの もう大丈夫だと …
真剣に トラック分けするうしろの席で 横目で会話するわたしたち 昼食の 席も自然に 隣あう まだ誰も何も 気づいてはいない 歩くとき その距離の近さ 肩先 触れるほどなのは私たちだけ 他人との 距離とはそんな 遠いのかと 先歩く夫と知人の背中に驚く 送っ…
青銅器に 見入るその目の 強さから 新しく知る あなたの素顔 音楽と 和歌は似ていると そのことに 気づいてくれて ありがとう今日 新しき 発見をしたと 輝いた あなたの瞳に 恋は映らん 化学反応 起きたらそれで わたくしの 今日の役目は 終わりました 仮名…
連れて行きたい ところがあるんだ。 ただ逢うだけでなく? あなたと居ると 次々に新しい 世界が開く 知らないことを 教えてくれる 14日に 逢いたいという ことの意味 解っているのか 判らないきみ 間に合うため 息弾ませて 約束の 場所に現れる 雪さえ嬉しく…
あなたの声 聞けた夜は 温かくて ただこのままは 眠りたくない 少しだけ と言って、でも 2時間は ひとりじめできる 夜の長電話 電話して いい時間まで 3時間 物語読みつ 時計をにらむ 電話で泣き それを黙って 受け止めて あなたはまるで わたしの避難所 …