紫陽花が道を譲って傘の花傘立てに忘れ物増え風光る雨上がり傘引きずって一年生梅雨明けて傘立てにまだ花の色気がつけばひまわり伸びて夏近し向日葵を見上げて夏の空の青向日葵の向こうに気づく空の青放課後に傘の花咲く通学路紫陽花のおもかげなぞる傘の色…
あなたのオフィシャルな面のサポートを。名無しの物書きがしています。 少し饒舌なあなたの言葉を、みんなに平たく受け入れられるようにするのがわたしの仕事。 名無しの仕事で満足するのは、なかなか難しいのよ。そこは理解してるのかしら?書くならわたし…
楽器を弾かなくなっても、 わたしは音楽と棲んでいる。 あなたは時々弾きながら、 音楽に魅入られている。 2人でコンサートに出かけることは、 セックスで愛を交わすくらい濃密。 いい演奏に当たったら、 気持ちよくなる。 2人でね。
あなたが遠くに行っているので、青春時代に流行ってたドラマを観ています
あなたを待つ時間がたくさんあるので、ちょっと古いラブストーリーのDVD借りてみた
あなたならぜったい観ないラブストーリーを、あなたを想いながら観てる
私の好きな ブドウがあったので あなたを想いながら飲んでいます
事務仕事に異論反論ありそれでも 2人で片付けるなら楽し
毎日の「おやすみ」でもし最後でも 愛してることだけは伝われ
わたしの中心にはわたしが居るが、主な構成要素はあなただ。眠る時に必要なもの。ドクターの処方した睡眠薬が半分、それからあなたからのおやすみメールが半分。わたしが呼吸する大気には、あなたという構成要素が不可欠です。
わたしが30秒ごとに時計を見るのを30分遅れてくるあなたは知らない。
土曜日日曜日あなたに2日逢ってない。今すぐ走り出してしまいそう。スケジュール帳の約束の無い日を見たくないから開かない。逢えないから夜が長い。言い訳に冷蔵庫を開けたらお好み焼きが出来上がってしまった。じゃあ来週ねってさっき改札を抜けた気もする…
わたしのくちびるはぽってりしている。短所だと思っていた。あなたがこのくちびるを愛していると知るまで。愛されているということは幸福だ。くちびるに乗せる色も春の花の色になる。あなたのキスはわたしのくちびるのカタチをなぞる。覚えておこうとするみ…
いつもの生活ではあり得ないけれど、きみと毛布にくるまってぐだぐだと寝ていたい。わたしだってそうしたいわ。薬の眠気でぐだぐだするんじゃなくて。一緒にいたいなって言ったら「目的なんか無くていい、時間も決めないで、きみと一緒に居たい。」驚いて返…
愛でなければ、この美しいものの正体はなんだ?正体を全部知らなくたって愛せる。でも全部知っても愛せる自信がなければできない。あなたの何気無い自然の微笑みが、あなたの優しさの正体。わたしはあなたの全部を知らないが、2人の愛の正体は知っている。そ…
不思議に思うほど長い間、あなたはわたしをひたすら抱きしめた。そうかわたしのカタチを覚えていたのね。あなたの手はわたしのカタチを覚えるように動いた。わたしはあなたの肩のカタチが好き。寄り添うのにぴったりだから。
いつでも全てを棄てる覚悟がある。だから今日という日の退屈さも楽しめるのだ。あなたという人をわたしは引き受ける覚悟ができた。わたしを引き受ける覚悟をあなたの中に見て。愛に於ける覚悟なんて、ほんとうはとてもシンプル。
誰にも言えないけれど、だから真実なんだわ。
わたしたちはなにがあろうとなんかいでもおたがいに「ただいま」と言う。そしてなにがあろうとなんかいでもおたがいに「おかえり」と言う。あなたの腕の中だけが「必ず赦される場所」なんだわ。世界でただひとつの。「愛してるって言ってなかったっけ?」あ…
あなたに愛されて、わたしは産まれて初めて愛という言葉の意味を知った。愛とは赦すこと。どこまでもその人を受け入れ、赦し、見捨てず、手を伸ばし続けること。あなたはわたしを引き受けることにした。求めているうちはまだ恋。恋も人生に必要な華だけど、…
何気なく、一緒に居てくれる。昨日のことなんか忘れたよって顔で。あなたは動じない。わたしはすぐに揺れるのに。いつもの柔らかい瞳で微笑んでくれる。
あなたは誕生日を祝う習慣は無いと言う。誕生日も素直に教えてくれない。私はあなたの誕生日が知りたい。私の誕生日祝いには2人で詩について話したい。小さなことかもしれないけど、悲しくなった。わたしは何故?と考える。誕生日を教えたく無い気持ちについ…
私には話を聞いてくれる人がいる。それも一人きりじゃない。あなたは疲れて眠くても、私の普通じゃないことをすぐに理解してくれる。そうか、話せる人が居るうちは本物の孤独ではないんだ。「まだ起きてる。メールして。」私は独りでは無い。
私には話を聞いてくれる人がいる。それも一人きりじゃない。あなたは疲れて眠くても、私の普通じゃないことをすぐに理解してくれる。そうか、話せる人が居るうちは本物の孤独ではないんだ。「まだ起きてる。メールして。」私は独りでは無い。
私はできることをできるだけしているつもりなのだけど、理解しようとせずに現象だけを捉えて怒鳴られるのは、孤独だなあ。私は誰かの所有物じゃない。個人の考えも思想もある。まるで無知な赤ん坊のように扱われるのは、孤独だなあ。一人の独立した大人とし…
あなたのことをどんなにたいせつに想っているか、知ってる?あなたが目を細めて微笑うとき、どんなにうれしいか知ってる?お茶が美味しいとほっとした顔を見るのが、どんなに楽しみか知ってる?あなたがそっと手を差し出してくれるとき、どんなにその手につ…
あなたが持っている携帯電話は、この世に存在しないものなのだという。ご家族にも秘密なのだとすれば、うかうか充電もできないだろう。それでも電話を持ったことで、あなたの連絡はマメになった。帰り道で思い出して世間話を楽しそうにする。深夜の帰宅前に…
珍しく真夜中にあなたからの電話。 「これから帰るんだけど」って、 いつになく上機嫌で饒舌で、 電話できる事を喜んでいて、 なんだかすごくうれしい。 「いろんな事情は、逢った時に話すから」 それなら細かい事は聞かない。 ただ、わたしもあなたの事を想…
並んで座っていて、不意にあなたが膝の上に置いていたわたしの左手を強く握ったので、ドキドキが止まらなくて右手であなたの手を包んでいた。離れたくないって伝えたくて。今日はずっと手を差し出してくれる。会えなかった時間を埋めるみたいに。わたしが言…
あなたの留守電は、率直で、そしてとても優しい。まるで独り言みたいな日もある。そうかと思えば私の心に強くまっすぐ飛び込んでくる日もある。家に居る時は周りが気になって言えないことも、会っている時は照れて言えないことも、留守番電話だと優しい声で…